07内陸国ザンビアとその近隣諸国


ザンビアは北側の隣接国から時計回りにコンゴ(旧ザイール)、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、そしてアンゴラと8カ国に接する内陸国である。ボツワナ、ジンバブエとはザンベジ川を挟んで隣接している。

これらの隣接国のうち、マラウイ、ボツワナ、ジンバブエを訪れる機会が任期中にあった(詳細は後ほど)。歴史的にはジンバブエ(独立して間もなかった、1980年独立)、マラウイとザンビアは同じ英国の植民地であった。ローデシア、ニアサランド連邦であったり、北ローデシアであったり南ローデシアであったり、ニアサランドであったりした。

北隣のコンゴ(旧ザイール)は旧ベルギー領コンゴということもあり、公用語がフランス語であり若干の隔たりがあるような印象であったが、ルブンバシなどではザンビアのカッパーベルト地帯と経済的にかなり交流があり、また、民族も同じカテゴリーであった。

西隣はアンゴラである。当時、内戦が下火にはなっていたものの時々UNITAが越境してくるなど緊張した状態であった。東隣のモザンビークでも同じく内戦があり、難民が多数出た。両方の国とも旧ポルトガル領である。

南隣にはジンバブエ、ボツワナ、ナミビアがある。ナミビアとの国境は非常に短い距離である。ボツワナも然り。ザンベジ川を挟んでいることと、湿地帯ということで住んでいる人は少ない。したがって、野生動物の宝庫である。ボツワナ側は有名なオカバンゴデルタの端に位置し、名が売れている。エリザベステーラーがここで何回目かの結婚式を挙げた。

ジンバブエもザンベジ川を挟んで隣接し、ビクトリアフォールズ、カリバ湖、カリバダムが国境線上に位置する。ショナ族がマジョリティの国で当時はヨーロッパ人が多く住み、経済を支えていた。最近ムガベ大統領が白人資産を国有化する動きを見せたため多くの在ジンバブエのヨーロッパ人が国を離れた。


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