06調整員宅留守番 |
この家は日本流で言えば3LDK平屋建て、サーバントクオーター(お手伝いさん用の住居)付の構成だった。庭が広いので一部を家庭菜園にして野菜を栽培していた。自給はここでは重要なことだ。この地区ではこの家は差ほど大きな家ではなさそう印象だった。 調整員は大きなシェパード2匹を飼っていた。番犬ということであったが、どうも人になつきすぎて、その役目を果たせないではと感じた。庭にはアボカドの木があり、たわわにアボカドがなっていた。これをもいで少し置いておくと柔らかくなり、スライスして醤油をつけて食べると刺身そのものの味になった。 食事はお手伝いのおばさんにザンビア料理(実はおばさんは南ア出身)を作ってもらった。こんな楽な暮らしが出来るとは夢にも思っていなかった。でもこれくらいじゃないと、協力隊以外この地では暮らしていけないのだろう。生活レベルの維持は非常に重要だと認識した。 こんな暮らしが続くとドミトリーへはなかなか戻りづらくなるのが人間、しばらくここを根城にしていたような記憶だ。
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