48 ダルエスサラームオールスターズとの対戦

■ソフトボール

 午前中ドミトリーでのんびりしていたら、ソフトボールのメンバーが足りないので参加してほしい旨要請があった。特に予定がなかったので助っ人選手として久しぶりにバットを手にすることにした。対戦相手はダルエスサラームオールスターズだった。このチームはアメリカおよびカナダの関係者から構成されていた。午後の日差しも和らぐ気配がない3時か4時からアメリカンスクールでプレイした。私はサードを任され守備位置に着いたのだが、何回か回が進むうちにふと横を見ると金網が張ってあり、その中からジャブジャブという水音が聞こえてくるではないか。そう、そこはアメリカンスクールのプールなのだ。こっちは汗と砂埃にまみれて炎天下ソフトボールをしているというのに!!

 勝敗の結果は覚えていないが水着の女学生を横目に見ながら熱帯雨林気候のダルエスサラームでまだ日が高い昼間ここでソフトボールをしたとうことは記憶に焼きついている。

■ZCCM

 チャマチャマムピンドゥーザと発音するのだと思う(記憶が正しければ)。タンザニア革命党という与党のスワヒリ語らしい。街のあちこちにでみかけたので記憶に刻まれてしまった。党首は、ジュリアス・ニエレレ(元タンガニーカ大統領)、タンザニア初代大統領であった。CCMは社会主義を目指した政党で一党独裁であり、親ソ・親中政権であったようだ。故にその政治手法は非情にそれらの国と似ていた。タンザニアで同志を使っていたかどうかは定かではない。

■空港でのトラブル

 ダルエスサラームの空港ではちょっとしたトラブルがあった。まあ、私の不注意だったのだが。小さな荷物(登山用のリュック)を持っていて、チェックインカウンターでそれを預けろというので何の気なしにそのまま預けてしまった。実はその中にパスポートと現金が入っていてすぐに思い出して荷物を戻すよう強く要請したが航空法云々でその場では戻らない。職員が言うには飛行機に乗る前にチェックがあるのでそれまで待てという。なす術なく飛行機に乗る前に中身を見たら現金が少しなくなっていた。全部は取っていない。ここがミソなのだろうか。気分を悪くしたがこちらの不注意だったので今後の教訓とした。


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