46 ルサカへの帰路、バスがブレイクダウン

 チパタで一泊してからバスでルサカへ帰った。途中、バスがブレイクダウンし、からルサカの近くまで人があまり住んでいない。バスがそこでブレイクダウンして5−6時間足止めされた。ニンバを過ぎた辺りで人里からはかなり離れている印象だった。

 運転手はルサカまでバスを取りに行くといってヒッチハイクして行ってしまった。我々乗客はそのままそこに取り残されて待てど暮らせど迎えがこない。ルサカまで行って戻ってくるのも少なくとも4−5時間はかかる距離だから仕方がなかった。そのうち,日が落ち暗くなってきた。バスの中も同じこと。わびしくなるものだ。

 ザンビア人は慣れたもので何とかなるさとまったく動じない。あの辺りはほとんど人が住んでいないエリアで、日が沈みかけたときにザンビア人の男たちがライオンが来るといけないからと薪を拾ってきて火をおこしていた。隣のおばさんは荷物から煮たピーナッツを出してきて、食べなといって少し分けてくれた。空腹だったのでこれはありがたかった。

 そう、やっぱり5−6時間たった頃だろう。バスらしい車がきた。乗客全員、迎えにきたバスに乗り換えルサカへ。着いたのバスセンターに着いたのはもう深夜だった。そのままタクシーでアパートまでもどった。


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