22ノースミードの北朝鮮大使館 | |
私の住んでいたノースミードガバメントフラットの目と鼻の先、Great East Roadを挟んで反対側に北朝鮮大使館があった。高い塀で囲まれた大使館はザンビアの他の邸宅と差ほど変らない様相であった。正門前の道は私の通勤経路であり毎日のようにその前を通っていた。正門はいつも閉ざされており、横に通用門があった。その横にガラスのケースが北朝鮮の写真が何枚か張り出してあった。内容はよく見かけるマスゲームなどだった。普通の邸宅と違うのは他の大使館同様大きなアンテナがあることだった。 何回か、玄関前を通るときに中から人が出てきたり、ノースミードで買い物をしている姿を見かけた。どうやら大使館員は全てこの中に住んでいるようだった。 当時、ザンビアは親ソ政権だったので北朝鮮は同盟国だったのだろう。韓国大使館はなかったのでこの国でKoreaというと北朝鮮だった。結局一度も接触する機会が無かった。というのは一般的な暮らしからをしていないからだろう。ただ、ザンビア大学に留学しているのか、大学の近くで二人連れで散歩をしているのを見かけた。中国人では無かったと思う。 タンザニアのダルエスサラームでは南北朝鮮の大使館が置かれている。北朝鮮大使館がJOCVドミトリーの近くだったし、同期のひとからダルエスサラームの特徴の一つとして教えてもらった。 ノースミードの住人の間でよく話題になった。というのは、なぜキムチを売らないのだろうかということだった。絶対、キムチは作っているはず。売りにだせば、我々は一目散で買いに行くだろうと冗談を言い合っていた。 |
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